「価格を少しでも下げたい、でも最低限度の加工は必要だ」と悩む、こんな時に下記の点に考慮してパネルを設計して頂くと少しでもコストを抑えた製品になります。
使用部材
平板パネルの場合には、ピーエスピーの標準表面処理のパネル材料を使用すると個別にアルマイト処理を行う費用に比べ、 処理費用が低く抑える事ができます。
また、切削品の場合には標準の板厚を採用して頂く事で表面を切削して板厚を調整する必要が無くなります。
アルミ材料の表面は精度が出ています。非標準のサイズ、厚さは個別処理のため価格アップになります。
穴加工数
部品穴が多いほど価格アップとなります。
複数のLED穴などを1つにする事が可能な場合には極力穴数を減らす事がポイントです。
加工距離
もう1点、加工上の価格要素には「延べの加工距離」が関係しています。
穴が大きければ大きいほど、加工刃物の稼働時間が長くなります。
ザグリ加工
必要最低限にする事がポイントです。
D-subコネクタ、ハーフピッチコネクタなどの「シェルベース部分」「カン合台」が パネル面と接地する必要がある時(EMCなどの導通確保)以外は不要です。
加工精度
ユーロフォームでは、インチベースからミリメートルに変換したこともから100分の1の寸法になっていますが、 実際の交差では100分台は不要です。
JISの一般交差を考慮し、設計することが必要です。
いたずらに加工交差を厳しくすると、一回の加工ではなく二回以上の加工が必要となってしまいます。
加工穴にコーナーRも同様の考え方になります。
シルク印刷色
通常は黒1色で問題ありませんが、外観を意識して2色以上にするとシルク版も同数が必要であり、印刷回数も印刷色数と同様に必要になります。
*これらを考慮されると同時に、弊社営業担当にご相談下さい。